独断 地域包括病棟とは
底辺病院を転々としたてんこです。
急性期病棟は体力が持たないので、慢性期に移りました…。
急性期は忙しすぎて、教えてもらえないので、慢性期で教えてもらう…
と言う言葉を耳にしたことがあります。
実際は、病院により忙しさもケアの内容も異なります。
逆に7:1や10:1の方が人がいるので協力体制があれば急性期といえど
人数に余裕があったりします。
7:1とは人数配置です。
24時間で7人の患者に平均して1人の看護師が付く配置という意味です。
10:1も同様です。
私は地域包括を4か所経験しました。
地域包括とは自宅にもどるための病棟であり、慢性期的なものです。
私が働いたうちの1つは療養病院の地域包括なので、
慢性期というより、ちょっとした急性期感がある病棟でした。
入院も取っていました。
そしてそこは定義通りの15:1を守っていました。
なので、一人の看護師が20人近く受け持ちを持ち、1日走り回り、点滴をつなぎ、残業してました。
そこの先輩が、”急性期の方が、人がいるから楽よ”と弱音を吐いていました。
私は次に急性期病院の地域包括病棟に移りました。
ここの地域包括は、まるめをいいことに(地域包括は処置があろうがなかろうが金額一緒)処置をケチりまくっていました。
ほぼ介護病棟でした。トイレ介助とシャワー介助にあけくれていました。
定時で帰ることも多かったです。
ここは看護師一人の受け持ちも6-7人でした。
緊急性を要する患者はほぼいませんでした。
どんなに忙しくても、責任もって教えるところはありますが、
どんなに時間に余裕があっても、教える土台がないところは教えないです。
時間に余裕があっても、いつももめごとばかりの病院もあります。
地域包括病棟での看護の醍醐味があるとしたら、患者のADL(日常生活動作)を積極的に上げていくことができることかと思います。