有料老人ホームとは?バイタルサインとりまくり💦
有料老人ホームはレベルがいろいろある。
超高級だと、ハイソな世界を垣間見ることもできるかもしれない。
余談だが、病院では、患者はそこまでわがままではない。
介護は利用者主体である。
御客様である。
施設側も利用者の要望を聞き続けていた。
それは、利用者がおかしくてもである。
私は、バナナ3本といったのに、4本ついている房がきた
というクレームを聞いたことがある。
いかの燻製を食べながら、薬を飲む利用者も見た。
介護分野はサービスである。
逆に、小さい施設で、介護が強くて利用者に厳しく接し、利用者が委縮というのも
見た。
利用者がわがままであっても、あまり直接看護師に降っかからないことが多い。
どちらかというと接する時間が長い、介護士に降っかかってくる。
私がいた老人ホームでは、基本的にバイタルサイン測定(血圧、脈拍、熱 SPO2)を
測っていた。
あとは処置して、入浴後の軟膏塗り。与薬。まれに点滴あり。
通院や入院の付き添いといった内容であった。
オムツは介護士がやることが多い。
記録も手書きで、”特変なし”ばかり書いていた。
いや、特変なしハンコが7あった。
病院と違うから、現状維持というか、ルーチンワークである。
良くしていこうというのはない。
看護師にとっては刺激や勉強はないことが多いが、平穏な生活が送れる。
中には、看護師が事務所からでてこないで、
薬のチェックも、バイタルも、経管栄養のセットも介護がやるところもあった。
チェーンの大型有料老人ホームでは、食事の最中にどんどん患者に服薬を
させているところもあった。
食事中の利用者に口をあけてもらい、漢方薬やら薬の粉末やらをいれて
飲ませていく。
多すぎて、食後では回り切れないからである。
利用者も慣れているのか、文句はない。
仕事内容は、施設ごとに異なる。
施設によって、受け入れ可の患者の状態レベルは異なってくる。
夜看護師はいないから、吸引必要な人は受け入れていないとか、
日勤看護師のスケジュールで経管栄養の回数が2回まで等。
処置はインスリン、在宅酸素、点眼、与薬、弾性包帯巻き、
まれに点滴、まれに経管栄養ぐらいである。
老人ホームで働いて、私は自分のことを自分で出来るというのが、
一番よいと思った。
高級有料であっても。
人に任せるということは、自由がないし、
サービスが受け取り側に最善なものがもたらせるわけではない。
人手不足が多い、看護介護業界で、サービスが充実しないこともあるだろう。
中には、利用者もスタッフも最高といったところもあると聞いた。
よい場所は求人もそうでないだろう。
できれば、高級なホームを選ぶとあたりが多いのではないかと思う。
自立が多いだろうし、施設側もしっかりと対応する姿勢があるだろうから。
期待をせず働き、良いところがあったらラッキー!ぐらいの気持ちで
働くといいだろう。